海外の中では比較的安全で治安の良い部類に入るグアムですが、油断しすぎたり遊び方を間違えると、意外と危険な目に遭ってしまったりもします。
今回はグアムやアメリカ本土への滞在で、筆者が実際に遭遇したトラブルの実体験を読者の皆様に紹介したいと思います。
海外旅行のリアルを伝えますので、ご自身の旅行の参考にして頂けたら幸いです。
グアムでのトラブル

ナイトクラブでのいざこざ
筆者が24~25歳だった頃の体験なのですが、当時まだ遊び盛りだった筆者は夜のグアムで友人とクラブに遊びに行きました。
だいたい時間は21~22時頃です。
日本でも毎日のようにクラブ遊びをしていたので、海外のクラブにも行ってみたいと思ったのがきっかけです。

中に入ってみると想像よりも日本人の客が多く、どちらかと言うと日本ではあまりクラブにいないような、あまり遊び慣れていない大学生?風の男女が多かった記憶です。
「うーん、これだとあまり日本のクラブと変わらないね…」なんて友人とボヤいていると、3人組の女性が「助けてください…!」と焦った表情で話しかけてきました。
見たところ20代前半の大学生風の3人組。
「何から助けるの?(笑)」と少し冗談めかして問うと、「夕方頃からずっと複数の現地人らしき男性に付きまとわれていて、ホテルに帰りたいんですけど場所を知られると怖いので、人がたくさんいそうなここに逃げ込んできたんです…」との事…。
「そいつらはどこにいるの?」と聞くと、「中までは入ってこなかったので、たぶん入口あたりで待ってるかと…」との事…。
新手の逆ナンパなのではないかと、若くて愚かな筆者は少し期待してしまいましたが、表情から察するにどうやら本当に困っている様子でした。
「じゃあまあしばらくここで楽しんで、帰るとき声かけてくれれば一緒にホテルまで送りますよ」と言うと、「あ、いやホテルまではけっこうですので、一緒に外まで出てくれたら…」と、こいつもあわよくばと考えている下心男子だなと逆に警戒されてしまう始末に…(笑)
「ああ、じゃあそれで…(笑)」と少し気まずい感じになりながらも、しばらくクラブで遊び、深夜になったので一緒に外にでる事にしました。
するとその付きまとい男たちはクラブの入り口にたむろしており、こちらに流暢な日本語で因縁をつけてきたのです(日本にいた経験があるのでは?と思うほどの日本語レベルでした)。
「なになに?そういう男が好みだったのー!?」
「俺たちから逃げておいて日本人とイチャついてんのかよ?」
「グアムまできてなんで日本人と遊んでんだよ?」
的な事をこちらのグループに向かって叫んできました。
こちらは男2人の女性3人だったのでどう考えても分が悪い状況でしたが、若くて無謀な筆者は「なんだって?もう一度言ってみろこの野郎」と喰ってかかったのです(大人になった今考えるとこれはゼッタイNGな行動です)。
「あ?なんだって!?」とあちらも凄んできましたが、他のクラブの利用客やセキュリティもいて変な雰囲気になってきたため、お互い友人に止められつつ、少しずつ距離が離れて行きました。

↑せっかくなので記念撮影…。一番左が当時の筆者なのですが、良くこのヒョロヒョロさで粋がりましたね…(笑)
今考えると恐怖でしかないです…(笑)
実際にファイトしてたら確実に病院送りにされていたでしょうね(笑)

↑しかしこの事がきっかけで翌日は一緒に海で遊ぶことになり、ちょっぴりラッキーでした…(笑)

うーん、人助けはしてみるもんですね…!
でも本来は異国の地で揉め事など絶対にNGです!
私はたまたまラッキーで事なきを得ましたが、警察に通報するか周りに助けを求める事がベストだと思います!
ちなみに日本でクラブのセキュリティを務めた経験もあった筆者からすると、日本のクラブでもこの手の話はけっこうあります。なのでこれは海外のクラブだけでの話ではないので、日本国内での夜遊びの際も注意が必要です。
裏路地での強盗トラブル

この話は実は前項のナイトクラブトラブルの同日の出来事なのですが、グアムであわや強盗トラブルに巻き込まれそうになるシーンがあったのです。
前項でのナイトクラブに向かう前の事でした。
夜の21時頃にクラブ方面に向かう最終バスがあるとの事だったので、筆者と友人はホテルから最寄りのバス停でバスを待っていました。
しかしバスを待っている間に筆者はお腹が痛くなってしまい、ホテルまでトイレに戻る事にしたのです。
余談ですが究極の胃腸虚弱男子である筆者は、アメリカのジャンキーな食事に初日からお腹がやられており、基本滞在中は腹痛との闘いでした(笑)
さて筆者が滞在していたホテルはタモンの中心地区からは少し外れており、大通りから1本路地に入り少し坂を上った所にあるいわゆる安ホテルでした。
友人に「腹が痛いからホテルまで戻ろうと思うんだけど、一人じゃ不安だからついてきてくれないか」とお願いしたのですが、「めんどくさいからヤダ」と一蹴。
「バス無くなると厄介だから、お前は後からタクシーで追っかけてこい」との非常に冷たい返答が…。
初日からトイレと友達だった筆者だったので、うんざりしていたようです…。
仕方なく一人でホテルに戻る事になり、すっかり暗くなったグアムの路地をトボトボと歩く事に。
するとバス停のある大通りを曲がり筆者が路地に入ると同時に、白いワゴン車が路地へ入ってきました。
その白いワゴン車は徐行しながら筆者と並走してきます。しかも凄く近い距離に横付けしながら…。
不審に思った筆者が車内に目を向けると、厳めしい顔をした黒人さんたちが運転席と後部座席からこちらを凝視しているではありませんか。
窓を開けて手を伸ばせば容易に手が届く距離感で並走を続けてくる白いワゴン車、そしてその車内からは明らかに悪意を持った眼差しでこちらを睨みつける黒人さんたち。
「あれ?これもしかしてワシ狙われてる…?」と気が付いた時には、もうすでに大通りからかなり離れた人通りゼロの裏路地的場所でした。

↑しかも前項で紹介したナイトクラブでのトラブル時の写真を良く見て頂きたいのですが、筆者は明らかにここに貴重品一式入っていますよ~というような肩掛けのショルダーバッグを首からぶら下げております。
こんな鴨が葱を背負っているような状態で、夜の21時にグアムの裏路地を一人で歩いてしまっていたんです。いやはやなんと愚かで頭の悪い人間なのでしょうか私は…。
「うわーこれ確実に襲われるやつだわ…。どうしよう…。」と冷や汗ビュービュー状態の筆者だったのですが、不安そうな表情を浮かべてはやつらの思うつぼだと思い、時々睨みかえしたり、毒づいた表情を浮かべてみたりと、自分なりの心理戦を…。って本来ならばすぐに引き返してダッシュで大通りに戻るのが正解だったはずなのですが…。
若い時の精神状態とか思考回路って本当に理解不能なものがあって、この時の筆者はなぜだかわかりませんが、【ここでおめおめと引き返して逃げたら、日本人の大和魂に恥ずべき行為だ】と、訳の分からないことを考えてしまい、そのままホテルまでの道を進む事に決めてしまったのです。

いや頭おかしいですって…。
逃げて良いシーンですよ若い時の私…。
すると白いワゴン者は急に加速し進んでいったのです。
「あれ?もしかしてなんかわからんけど諦めたのか?」と思った瞬間でした。白いワゴン車は少し先にある生い茂った植え込みの横に車を止めて、エンジンを切りました。
その植え込みはかなり植物が生い茂り、小さな林のようになっていました。
要するに、さらに人目につかない最適な強盗ポイントなのです…(笑)
「うわー、これ絶対あの横でやられるパターンだ…」と筆者は絶望しました。
とはいえ”逃げたら恥”という謎の思考に駆られた筆者はゆっくりと歩みを進めます。
近づくにつれ、後部座席の男がこちらをまだ睨みつけているのがうっすら窓の中に見えてきます。
こうなったらやられるにしても悔いのないように、覚悟を決めて決死の覚悟で殴り合おう…と決意し、後部座席の男と睨み合いながらさらに歩みを進めると、急に後部座席の男がこちらから視線を外し、筆者が向かっていたホテルの方へ視線を向けました。
「なんだ?」と筆者もホテルの方へ視線を向けると、韓国人旅行者と思わしき5~10人ほどのグループが、筆者のホテルから大騒ぎしながら出てきたのです。
頭に七色に光るドレッドヘアのネオンかつらみたいな謎のパーティーグッズを振り乱しながら、雄たけびを上げたりしながら韓国人旅行者の集団は闊歩してきます。
すると白いワゴン車は急にエンジンをかけ、急発進で車を発車させていなくなってしまいました。
「おおおおーーー!助かった…!!マジでありがとう韓国の人たち…!」と心の底から感謝した筆者は無事にホテルまで辿り着き、トイレで勝利の用を足したのでした。

今考えると本当に幸運であり、危ないシーンでした。
やっぱり海外に夜間外出は控えるべきですね。
最近旅系のYouTuberさんが増えたりして海外の良い部分ばかりが発信されておりますが、こういうネガティブな部分もきっちり発信してほしいですね…。
で、また強盗トラブルに遭いそうになった道からバス停まで歩いて戻ると、友人がまだバス停におり、「あれ?まだバス乗ってなかったの?待っててくれた感じ…?」と聞くと、結局バスが一台も来なかっただけだそうです…(笑)
さすがはアメリカ、バスの時刻表の最終より30分も前から待っていたのにも関わらず、結局その日はもうバスが来ることはありませんでしたとさ…(笑)
筆者は友人に強盗トラブルに遭いそうになった事を伝えつつ、結局2人でタクシーに乗り込みナイトクラブに向かったのでした(そしてまたトラブルになるという残念さ…)。

いやそこはもうホテル帰って寝ろよ…。
キャリーバッグ紛失事件

何度目かのグアム旅行の事です。グアムの空港につき、ホテルの送迎バスに乗り込み滞在予定のホテルへ向かおうと思い、バスの停留所に行きました。
案内された通りのバスにキャリーバッグを積み込み、筆者と友人はバスの座席に乗り込みました。
すると日本人のガイド?さん的人が来て、「〇〇会社の方以外の方って乗られてたりしますか?」と乗客に向けて尋ねてきました。
筆者たちは全然そんな会社知らなかったですしもちろん勤めてなんていなかったので、「僕らは違いますよ」と返答すると、「このバスは〇〇会社の従業員旅行専用なので降りて下さい」との事。
「ああそうだったんですか、では降ります。でも案内されたバスがこれで、キャリーバッグも積んでしまっているのですが?」と問うと、「それは空港職員の間違いですので、正しいバスを聞きなさい」との事。
なるほど、とバスを降り、近くの空港職員にその旨を伝えると、”わからない”のアメリカンなジェスチャーだけが返ってきました(笑)
すると次の瞬間、筆者たちのキャリーバッグを積んだ先ほどのバスが出発して行ってしまったのです。
「っておおーーい!(笑) キャリーバッグ積んでんだけどおおーー!!?(笑)」と叫びましたが、無情にもバスはグングン速度を上げ走り去ってしまいました。
というわけで空港につき、すぐにキャリーバッグだけが消え去ってしまいました(笑)
「あのバスどこに向かったんだ!?」と日本語しか話せない筆者たちが空港職員に尋ねても、”わからない”のジェスチャーが返ってくるだけで、結局筆者たちのキャリーバッグを積んだバスがどこへ行ってしまったのかを知る事はできませんでした。
友人は「はい、グアムついた瞬間終わったーw」とヤケクソになり、さらにバス停で肩を落としていると雨期だったためかスコールまで降ってきてしまいました(笑)
幸いすぐに空港内に戻れる距離だったためスコール被害には遭わずに済みましたが、せっかくの海外旅行なのについた瞬間になんだか踏んだり蹴ったりで笑えてきちゃいました…。
すると一人でバス停付近を右往左往し明らかにパニックを起こしている男性の姿が。
「ん?たしかあの人さっきのバスに乗ってなかったっけ?」と友人に話すと、「あー、たしかいた気がする」と。
というわけで話しかけてみると、その男性も筆者たちの後にバスを降りたところ、キャリーバッグだけ積んだままバスが行ってしまったようなのです。しかも奇遇にも滞在予定のホテルも一緒でした(同じバスに乗り込んでいたので当然と言えば当然ですが)。
「まあここでこうしててもどうしようもないですし、とりあえずいったん我々の滞在予定のホテルに向かいましょうか。」と提案し、タクシーをつかまえて一緒にホテルに向かう事にしました。
車内で男性と話してみると、どうやら初めての海外旅行なのにこのような事になってしまったようで、酷く困惑しパニックを起こしておりました。
「まあアメリカなのでこういう事もおきますよ(笑) 最悪持っているお金とクレジットカードで現地調達しかないですね…(笑)」などと気休めを言ってみても、男性の苦い表情は消えないままでした。
しかし我々の滞在予定のホテルに到着すると、なんと3人分のキャリーバッグがホテルのロビーの外に放り出されているではありませんか。
おそらくバスの運転手が「なんだこれ?まあ良いかとりあえず放り投げておこう」と気を利かして(?)、ホテルのロビー前に降ろしておいてくれたんだと思います。
「おおー!!キャリーバッグあったぞ!!」と我々は歓喜し、同じトラブルを味わった仲間として妙な絆が芽生えたのでした(笑)
しかも奇遇にも翌日参加したスカイダイビングのツアーでも一緒になりました(笑)

こういうトラブルも海外では日常茶飯事です(笑)
でもこういうイレギュラーも海外旅行の醍醐味!
そしてこの経験が人生に引き出しや厚みをもたらしてくれます(#^^#)
カリフォルニアでのトラブル
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