歯茎のフィステルについて
ちなみに今回の記事のメインである「歯茎にできたフィステル」とは、
簡単に言えば、歯の根っこ(歯根)で起きた感染や炎症が原因で、膿が逃げるために歯茎にできた“膿の出口”のような小さな穴やできものです。
- 歯の根の奥で 膿がたまり
- それが圧力で 歯茎の表面に出てくる
- そのときにできる「出口」が 歯茎にできるフィステル(瘻孔)です
症状の特徴:
症状 | 内容 |
---|---|
小さな白っぽいできもの | ニキビのように見えることも |
押すと膿が出ることがある | ときに自然に破けて膿が出てくる |
痛みがないこともある | 膿の逃げ道があると痛みを感じないことも |
繰り返しできる | 根本原因が治らないと再発しやすい |
原因は?
- 根尖性歯周炎(歯の根の先に膿がたまる)
- 虫歯が進行して歯髄(神経)に感染 → 根の先に炎症
- 外傷で歯の神経が死んだ
- 以前の根管治療(神経の治療)の不完全さ
治療法:
方法 | 内容 |
---|---|
根管治療(歯の神経の再治療) | 感染した根の中を清掃・消毒して薬を詰め直す |
抗生物質(補助的) | 感染の一時的な抑制には使われるが、根本治療にはならない |
抜歯 | 歯が保存不可能な場合は抜歯になることも |
外科処置(歯根端切除など) | 根の先を切ってフィステルを治す場合もある |
放置すると?
- 感染が広がる
- 顎の骨が溶ける
- 他の歯にも悪影響が出る可能性あり
まとめ:
- 歯茎のフィステル=内部に膿がたまっているサイン
- 痛みがなくても、根本的な治療が必要
- 放っておくと慢性化・悪化するので、早めに歯科受診を!
気になる状態がある場合は、写真に撮って歯医者さんに見せるとスムーズです。
「痛くないから大丈夫」と思わず、必ず診てもらうことをおすすめします。
ちなみに筆者はどうやらこのフィステルが出来やすい体質なのか、歯茎のフィステルの他に痔瘻という死の病にもかかりました(笑)
筆者はフィステルに3回かかり、結果前歯を三本失う事になりました。
次回は筆者が経験したフィステルについて解説していきたいと思います。
フィステル再発に苦しんだ筆者の体験談と再発に終止符を打った治療法も解説しますので、フィステルに苦しんでいる方は是非。
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