筋肉があっても水がなければ動けない!災害時にマッチョが直面する脱水の危険
ベンチプレス100kg、スクワット200kg。
どれほど筋力に自信があっても、水分が不足すれば身体の機能は低下します。
災害時には断水や物流の停止によって、水を簡単に入手できなくなるかもしれません。
特に筋トレ愛好家は、普段から水分補給を意識している人も多いでしょう。
今回は、災害時の水不足が身体に与える影響と、家庭で確保しておくべき飲料水の量について解説します。
筋肉の多さと脱水への強さは別問題
筋肉量が多い人は、身体の中に多くの水分を保持しています。
しかし、それは脱水に強いという意味ではありません。
体内の水分は体温調節、血液循環、栄養素の運搬など、さまざまな役割を担っています。
水分不足が進めば、疲労感、集中力の低下、めまいなどが生じる可能性があります。
さらに重度の脱水は、命に関わる状態につながります。
どれほど強靭な身体を持っていても、水分補給なしで健康を維持することはできません。
災害時には発汗による水分損失にも注意
夏場の大規模停電では、エアコンや扇風機が使用できなくなる場合があります。
室温が上がれば発汗量も増え、脱水や熱中症の危険性が高まります。
また、災害後の片付けや物資の運搬など、身体を使う作業も増えるかもしれません。
こうした状況では、通常の生活よりも多くの水分が必要になる場合があります。
厚生労働省も、災害時の熱中症対策として、こまめな水分・塩分補給などを呼びかけています。
水分を節約しようとして、必要以上に飲む量を制限することは避けましょう。
家庭では水を何リットル備蓄するべき?

防災備蓄の基本的な目安は、飲料・調理用として1人1日約3Lです。
例えば、14日間の備蓄を考えると次のようになります。
- 1人暮らし:42L
- 2人家族:84L
- 3人家族:126L
- 4人家族:168L
3人家族で126Lと聞くと、想像以上の量に驚くかもしれません。
しかも、これは飲料・調理用水の計画上の目安です。
手洗い、トイレ、清掃などに使う生活用水は別途考える必要があります。
乳幼児や高齢者がいる家庭、暑い時期、特別な配慮が必要な場合などは、個別の事情に応じた調整も重要です。
筋トレ民ならプロテイン用の水も考えよう
粉末プロテインを備蓄する人は、シェイクするための水も意識しておきましょう。
例えば、1回につき200mLの水を使用し、14日間毎日飲む場合、合計2.8Lが必要です。
ただし、この2.8Lを通常の飲料・調理用水に追加する必要があるかは、普段の水分摂取量や食事内容によって変わります。
粉末プロテイン以外にも、常温保存できるプロテイン飲料や、開封後そのまま食べられる缶詰などを用意すると、調理用水の使用を抑えやすくなります。
水以外の飲み物も備蓄しておこう
飲料水に加えて、次のような飲み物を補助的に備えておくと便利です。
- 麦茶などのノンカフェイン飲料
- スポーツドリンク
- 常温保存できる牛乳やプロテイン飲料
- 普段から飲み慣れている飲料
スポーツドリンクは発汗時の水分・電解質補給に役立つ場合がありますが、水の備蓄をすべて置き換えるものではありません。
また、経口補水液は一般的なスポーツドリンクとは用途が異なるため、製品の表示や医療者の指示に従って使用しましょう。
飲料水の備蓄量を今すぐ計算しよう

自宅に水のペットボトルが数本あるだけでは、家族全員が何日生活できるのか分からないものです。
そこで、当サイトの防災備蓄シミュレーターを活用してください。
大人と子どもの人数、備蓄日数を設定すると、飲料・調理用水の必要量が自動計算されます。
同時に食事や非常用トイレの必要量も確認できるため、家庭全体の備蓄を見直せます。
まとめ|筋肉を守る前に水を守ろう
大きな筋肉も、強靭な体力も、適切な水分補給があってこそ維持できるものです。
災害時の脱水は、トレーニングのパフォーマンス低下どころか、日常生活そのものを困難にする可能性があります。
水は防災備蓄の基本中の基本。
筋トレ用のサプリメントを買い足す前に、まずは家族全員の水が足りているか確認してみましょう。
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