ナチュラルトレーニーの皆様こんにちは。
MDCバーベルクラブの代表を務めております、リル大胸筋ことナチュラルチェストモンスターけんた店長です。
今回のナチュラルボディビル研究所は、海外産エナジードリンクを1リットル近くイッキ飲みした結果起きた身体への影響を記事にしました。
エナドリを良く飲む方は必見ですよ…。
エナジードリンクマニア
↑筆者はエナジードリンクマニアを自負しており、年平均300~1000本のエナジードリンクを飲むほどの大のエナドリ好きです。
今回の記事ではそんな筆者が海外で経験した、エナジードリンクに纏わるヤバイ話を注意喚起のために記述していきます。
エナジードリンクを良く飲む人は特に必見の内容となっておりますので、是非最後までお付き合いくだされば幸いです。
海外のエナドリ事情
海外のエナドリはサイズが大きい
海外のエナドリは日本で販売されている物に比べるとサイズが大きめな物が多く、アメリカではだいたいいつも350~500mlほどのサイズのエナドリを買っていました。
最近だと日本でも大きめのエナドリが普及してきましたよね(#^^#)
海外エナドリはカフェイン含有量が多い
サイズが大きい事ももちろんありますが、海外のエナドリはカフェインの含有量が日本に比べて多めになっている事がよくあります。
日本で売っている種類のエナドリでも国によって成分が違ったりするんです。
種類がとても豊富
アメリカに行くとびっくりするのがエナジードリンクの種類の豊富さです。
スーパーマーケットなどに行くと、見た事もないようなエナジードリンクがたくさん陳列されていて、エナドリ好きにとってはたまらない光景となる事でしょう。
グアムでのエナドリ祭りで事件が…
さて海外のエナドリ事情を少しだけ前置きとして記載しましたが、ここからは記事の本題である【海外エナドリを3本イッキ飲みした結果…】について触れていきたいと思います。
若い時に良くグアムにバカンスに行っていた頃の話なのですが、筆者は当時からエナドリが大好きだったので、ホテルに荷物を降ろしたらすぐにコンビニやスーパーマーケットに出向きエナドリを仕入れにいくのが決まりでした。
日本にいる時もボディビルの減量期でもない限りは1日1~3本のエナジードリンクを飲みますが、海外に行った時も同じかそれ以上のペースでエナドリをがぶ飲みしていました。
しかも1本あたりのサイズが大きいので、日本にいる時よりもだいぶ多い量のエナドリを摂取しているはずです。
クラブへ行く時の景気付けで…
その日筆者と友人たちは、「今夜は現地のクラブに遊びに行こう」と昼間っからいつも以上に盛り上がっていました。
クラブが夜の9時からという事で、昼間のアクティビティから早めにホテルに戻り夜に向けての準備をしていました。
そこでテンションが上がった筆者はさらなる景気付けのために、冷蔵庫に何本か冷やしてあったエナジードリンクを飲み始めたのです。
海外旅行中という事とこの後クラブで遊ぶという事が重なり、調子にのった筆者はBIGサイズのモンスターエナジーやレッドブルをイッキ飲みに近い形でガブガブ飲んで、友人を賑やかして騒いでいたのです。
死を覚悟したエナドリオーバードーズ
↑クラブに行く前から既にお祭り状態のホテルの1室で、筆者は急激に悪くなる体調に不安を感じていました。
まず一番先に感じた不調は心臓の動悸が激しくなっていき、胸が苦しくなった事。
そして激しい動悸を皮切りに大量の発汗(というか冷や汗)、腹痛、吐き気、聴覚過敏、不安感の増幅、神経過敏、次から次へと身体的不調と精神的不調が襲い掛かってきました。
友人からの問いかけが妙に大きな声に聞こえて不快で、ベッドシーツが擦れる音や外の風の音にも敏感になり、物凄く耳障りだったのを覚えています。
まるで薬物のオーバードーズのような体験でした…。
どれくらいその不調に悩まされていたのかはわかりませんが、かなり長い時間、それこそ無限に続く苦しみに感じました。
最終的にはお腹を下しトイレとお友達になりました…(笑)
カフェインの恐怖
恐らくこれらの体調不良の原因は、カフェインの過剰摂取による急性カフェイン中毒による物だと考えられます。
筆者は長年ボディビルを嗜んでいて、海外産の強力な覚醒効果があるワークアウトサプリメントを日常的に摂取しているのですが、それらのワークアウトサプリメントも分量を間違えると今回のエナドリオーバードーズと同じような状態になる事があるんです。
ボディビルに使用するワークアウトサプリメント(プレワークアウトサプリ)には大量のカフェインが入っており、強い物だと1スクープでエナジードリンク3本分以上のカフェインを含有するサプリもざらなのです。
カフェインには確かな覚醒作用があり、スポーツによっては試合前の摂取は禁止されている競技もあったくらいです。
急性カフェイン中毒による死亡例も
↑パッケージの注意書きにも「絶対に1日の分量を守ってください」と太字で記載されているくらい強力なサプリメントを常用していたため、筆者にはかなりのカフェイン耐性がついていたためか、なんだかんだで今回のエナドリオーバードーズ後も回復し、しっかりクラブ遊びも満喫できたわけなのですが、もしもカフェイン耐性があまりない人が今回のようにエナドリをがぶ飲みした場合、最悪死に至っていた可能性もあります。
というのも海外ではエナジードリンクの過剰摂取によるカフェイン中毒で死亡者がけっこう出ているんです。
短時間での大量のカフェイン摂取が特に危険なようで、ゆっくり時間をかけて摂取すればだいぶリスクは低くなるようで。
それでも1日の摂取目安量を守るのが一番でしょう。
カフェイン中毒が出る分量は?
ちなみに一般的な成人の場合、短時間に1000mg以上の摂取でカフェイン中毒の症状が出ると言われています。
耐性によっては200mg程度でも軽く症状が出始める場合もあるようですので、自身のカフェイン耐性の見極めも大切になってきます。
以前に筆者の後輩がボディビルサプリを用法用量の3倍近く(カフェイン600mgほど)を短時間に摂取し、トレーニング前にジムで動けなくなってしまい、休憩所で3時間近く寝込んでしまったのを見た事があります。
その後輩は身長180cm以上、筋骨隆々のマッチョマンでしたが、そんな彼でも短時間に600mg程度のカフェイン摂取で動けなくなってしまうのです。
カフェインの致死量
これは前記した通り個体差が激しいので一概には言えないのですが、様々な研究結果や文献を調べてみたところ、一般的には短時間に150~200mg/kg(体重)のカフェイン摂取で致死量になるだろうと言われているようです。
要するに体重50kgの方ならば、150~200mg×50で7500~10000mgのカフェイン摂取で死に至る致死量となるみたいです。
何度も記載しますがあくまでもこれは目安の話ですので、カフェイン耐性の低い高いによりかなり変わってくると思うので、参考程度に留めておいてもっと少ないカフェイン摂取にしておくのが賢明です。
短時間というのが最も危険
これらのカフェイン中毒は、先ほども記載した通り【短時間での摂取】により危険性がブチ上ります。
筆者が体験したグアムでのエナドリオーバードーズも、恐らく短時間でなければ起きなかったと予測されます。
というのも筆者は若い時毎晩のように朝までお酒を飲んでいて、特に好き好んで飲んでいたのがイエーガーボム(イエーガーマイスター×レッドブル)やレッドブルウォッカ(ウォッカ×レッドブル)でした。
さらにはコカボム(コカレロ×モンスターエナジー)もその間に挟んだりしていたので、だいたい20時くらいから飲み始めて、朝方の6時くらいまでの10時間でエナジードリンクを3~5杯程度飲んでいる計算です。
でもグアムで経験したような腹痛や吐き気、動悸や聴覚過敏などは経験した事などなかったですから、やはり鍵になるのは短時間での摂取か否かという所だと思います。
ただしこんな救急搬送の例も
前項でカフェインは短時間での大量摂取が危険だと強調しましたが、筆者は以前に務めていた職場で以下のような経験もしております。
同僚の女性が兎にも角にもコーヒーが大好きで、会社内で見かける時はいっつもコーヒーを美味しそうにすすっていました。
聞いたところ日に20杯前後はコーヒーを飲むとの事でした。
ある時その女性が勤務中に吐血し、救急車で救急搬送されていきました。
後日回復したところ「なにがあったのか」と尋ねると、お医者から言われたのは【コーヒーの飲みすぎによる吐血】だというのです。
あの日女性は、急に激しい腹痛と吐き気を感じトイレに駆け込み嘔吐しようとしたところ、吐き出したのはゲロではなく真っ赤な鮮血だったというのです…。
自分でもびっくりして救急車を呼んだそうなのですが、どうやら搬送先のお医者が言うにはコーヒーの飲みすぎ(カフェインの大量摂取)により胃に過度な刺激が加わり、胃の粘膜や壁に傷がついてしまったとの事です。
カフェインは胃や肝臓にも負担がかかる刺激物だそうで、短時間での摂取でなくとも過剰に摂取すれば身体に牙をむく可能性がある危険物なのです。
エナジードリンクの飲みすぎには注意
というわけで今回は筆者の実際の体験を交えながらエナドリ(カフェイン)の摂取しすぎの怖さを解説してみました。
近年ブームから文化へと姿を変えつつあるエナジードリンクですが、やはり実際に覚醒効果や集中力アップ効果がある反面、過剰摂取による体調不良の危険性も孕んでいる事を理解する必要があります。
とはいえ筆者は当記事執筆中にも、高カフェイン含有のエナジードリンクを飲みながら作業を進めています…(笑)
誤った飲み方をすれば危険ですが、普通に飲んでいる分にはやっぱり美味しいし元気が出るので、筆者はこれからもエナドリ中毒から抜け出す事はないでしょう。
皆様も飲みすぎには十分注意して、楽しくエナドリライフを送ってくださいね。
ではではご閲覧ありがとうございました。ナチュラルチェストモンスターけんた店長でしたm(__)m
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