こんにちは。YouTuberのけんた店長です。今回はボディビルとフィットネスの違いについてと、トレーニングと健康について、さらには僕自身の今後について記事を書いていこうと思いますのでお付き合い下さいませ。
そもそもボディビルとは、フィットネスとはなんぞやと言う所から少しお話したいと思います。
ボディビルとは
ボディビル(英語: bodybuilding、ボディビルディング)は筋肉繊維をウェイトトレーニング、栄養の摂取、成長ホルモン、インスリン、そして休養を組み合わせることによって発達させる過程のことである。 ボディビルを行う人をボディビルダーと呼ぶ。
ボディビルについてWikipediaでは上記のように説明されています。
これはあくまでも建前で間違ってはいませんが、僕自身ボディビルに長い間身を投じてきて(大会等には出ていませんが)、ボディビルについて感じた事は、「不健康な競技」であると言う事です。
厳密に言うと不健康な競技というか「身体に負担を強いる競技」とでも言いますか、とにかく本気でボディビルに取り組もうとすると食事面でもトレーニング面でも、とても「健康的」とは言い難い世界なのです。
では次に、フィットネスとはいったい何なんでしょうか?
wikiによると次のように説明されています。
フィットネスとは
健康分野でのフィットネス(英: fitness)とは、肉体的観点、健康的観点で望ましいと考えられている状態に適っている状態、およびそういう状態でいること、そういう状態でいる/状態になるために行う行為・活動などを指している。 すなわち健康のための運動であり、セルフケアの一つを構成する。
まあ上記の意味から大きく逸脱している事はないので、おおよそwikiで説明されている通りで認識して良いと思います。
ざっくり言うとフィットネスとは「健康的」な世界になります。
そうフィットネスにおけるトレーニングや食事(栄養摂取)とは、あくまでも健康的であるはずなのです。
多くの人がボディビルとフィットネスを混合しがちですが、実は似て非なる世界なんです。
ボディビルとフィットネスは似て非なる
2つとも目標へ近づく手段(筋力トレーニングや栄養摂取)こそ同じではありますが、その内容が全く違うのです。
ボディビルにおいての筋力トレーニングは、日々恐ろしいほどの負荷負担を人体に与え続けます。
普通に生活していたらおよそ持ち上げる事のないような信じられない重量のダンベルやバーベルを持ち上げ続け、人によっては意識が飛んでしまったり嘔吐してしまう場合もあります。
その過酷なトレーニングの日々は、関節や神経などに多大なダメージを与えます。これは果たして健康的だと言えるでしょうか。
さらにボディビルでは毎日毎日、尋常じゃない量のたんぱく質の摂取を行います。
その量は一般的な成人の摂取目安量の2~4倍ほどにもなります。人によってはもっと摂取する方もいます。
この過度な栄養摂取による臓器への負担も、けして健康的だとは言えないですよね。
以上の事から、よく混合されがちなボディビルの世界とフィットネスの世界は「別世界」だと言えます。
ボディビルとの付き合い方を考える
さて今回の記事はここからが本題なのですが、僕は長い事ボディビルよりのトレーニングと食事法を実践してきました。
それは僕が大きな筋肉を手に入れて逞しい男性になりたかったからです。
健康的かどうかなんて全く気にせずに、とにかく筋肉を大きくする事を念頭に長年身体に無理を強いて来たのです。
トレーニングする事は僕にとってなによりの幸せで、どんなに激しいトレーニングでも苦ではなかったし、食事に関しても無理してたくさん食べるのは辛かったですが、身体を大きくするためなら…と胃薬片手に必死に食べ続けて来ました。
結果、元々華奢で頼りなかった体つきの僕も、ある程度の大きさまでは手にいれる事ができました。
身体が華奢だった事がコンプレックスだった僕にとって、筋肉が大きく成長し、逞しくなっていく事はこの上ない幸せだったのです。
そのためには少しばかり健康を損ねても構わないと思っていました。
ただしステロイド等のドーピングは周りのビルダー連中から副作用の怖さを聞いていたので、これ以上身体に負担をかけるのはさすがに怖かったし、なにより本来は反則行為なので僕はやろうとは思いませんでした。
さて、この記事を書いている今、僕は32歳です。
年齢的には中年といったところです。お兄さんではなくもうおじさんです。
若い頃は自分の健康状態なんて気にした事なんてなかったのですが、この年になるとどうしても無視できなくなってきます。
将来を真剣に考える大事な人もできました。結婚をし、子供を持ちたいとも思っています。
こうなってくると昔はまるで考えなかった「できれば長生きしたい」という想いが自分の中に芽生えてきます。
そこで今一度、僕のトレーニングに対する姿勢を見つめ直したのです。
「果たしてこのままの打ち込み方で良いんだろうか?」「このまま寿命を縮め続けて将来大事な家族を幸せにできるのだろうか?」と…。
もちろん人生なんて一寸先の未来すらも解り得ないので、先の事はわからないです。
だけど元々あまり身体が丈夫でない僕が、このままのハードな追い込み方を毎日毎日続けて行けば、身体を壊すリスクって物凄く高いんじゃないだろうか…
最近こんな風に色々と考えこんでしまうのです。歳のせいでしょうかね(笑)
ですが割りと笑い事ではなくて、僕が昔通っていたジムに、“昼間の主と夜の主“的な存在の高レベルトレーニーが二人いたのですが、
その昼間の主は現在「通風」に苦しんでいるらしく、夜の主も「肝臓」の数値で健康診断に引っ掛かってしまったようなのです。
彼らはお酒を飲まないのですが、通風や肝臓を患ってしまったという事は、恐らくボディビルのたんぱく質の過剰摂取による影響でしょう…。
この話も僕がトレーニングとのつきあい方を考える一因になっています。他にも理由がありまして、
元々身体が丈夫で骨格も大きくて、内臓も強くてたくさん食べてもしっかり消化吸収できて、ってトレーニング向きの人間と、
僕のような骨格も関節も弱く、胃腸の機能も弱くて食べる事が苦手なトレーニングに向かない人間とじゃ、あまりにも人体に与えなくてはならない負担が違うのです。
僕のような人間が彼ら恵まれた遺伝子を持ったトレーニーと同じような大きさを手にいれる為には、彼らの何倍も努力しないと追い付けないのです。
果たしてその極めて苦しい筋力トレーニングや食事方法に、僕の身体はいつまでついてこれるのでしょうか。
気持ち的には筋肉が大きくなるのなら、どんなに苦しい事にでも耐えきれる自信はあります。だって生き甲斐ですから。
だけど内臓や骨や神経はいつまでも耐えられる自信がありません。特に内臓に関してはすでに悲鳴をあげています。
こんな事考えた所で結局は今まで通りかそれ以上の激しいトレーニングをしてしまうのでしょう。
それがボディビルに取り憑かれた人間の性ですから。
ですがもし僕が、大事な人との幸せな将来を本気で目指すのならば、「トレーニングの落としどころ」を考えなくてはならないのかもしれません。
やはりある程度「健康との両立」は大事なのかなと思う今日この頃です。
というわけで長々と後半は僕の個人的な事を書いてしまいましたが、皆さんも自身のトレーニングとのつきあい方を考えてみて下さい。
御閲覧ありがとうございました。けんた店長でした。
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コメント
Awesome post! Keep up the great work! 🙂