ナチュラルトレーニーの皆様こんにちは。
MDCバーベルクラブの代表、大狂筋くんことナチュラルチェストモンスターけんた店長です。
今回のナチュラルボディビル研究所は、またしてもJBBFでドーピングに関する悲しい事件が起きてしまったので、ナチュラルで頑張る同志の方々へ共有させて頂きます。
同時にボディビルという競技について一緒に考えていきたいと思います。
なんとJBBFの入賞者が、大会の会場に大量のステロイドを忘れて出場停止という前代未聞の事件を起こしたからです…。
筋トレ界隈では『あまりの量に売っていたのでは?』『オリンピアでも使わないヤバすぎるドラッグ』などと驚きの声があがっております。
前代未聞のありえないドーピング事件が勃発…
日本クラス別選手権大会に観戦に来ていた、JBBFの所属選手T氏が会場に荷物を忘れて帰ってしまいました。
なんとその荷物の中には禁止薬物(ステロイドやトレンボロン等)と疑われる物質が入っていたそうです…。
本人にJBBF側が事情確認したところ、選手T氏は禁止物質の所持を自認(認めた)したそうです。
ありえなさすぎてもはや意味不明すぎる…。
所持していた薬物のリストが異常すぎた…
報告書の情報によるとその選手が所持していた禁止薬物は以下の通りです。
- テストステロン
- トレンボロン
- ペプチドホルモン
- 成長因子
- インスリン様成長因子(IGF-1)
筆者は完全ナチュラル志向でユーザーが近くにいると窒息してしまいそうなくらい拒絶反応を起こすので、このドーピング物質たちの事を詳しく知らないのですが、有識者によるとこれ、オリンピアの選手並みにヤバイらしいのです…。
しかもトレンボロンとかいう薬に関しては、オリンピアの選手でも使わないと公言している選手がいるほどヤバイ薬なんだとか…。
それを神聖なJBBFの舞台で使っていたなんて…
コイツ相当な悪人ですよ…
持っていた量がヤバイ
有識者によるとT選手が会場に忘れたバッグに入っていたステロイドや禁止物質の数々は、個人で使用するレベルではないらしいのです。
という事はもしかすると会場内で誰かに売ろうとしていたのではないかと言うのです。
たしかにわざわざ観客としてきた大会にドーピング禁止物質を大量に持ち込む事自体クレイジーですからね…。
売る予定があって持ってきていたのなら合点がいきます…。
氷山の一角
誰かに売ろうとしていた説は筆者的にもかなりしっくりきていて、普通ならそんなヤバイものを持ってフラフラとボディビルの会場にいる事自体がおかしいですからね。
さらにT氏のドラッグディーラーのような行動を裏付けるある証拠品がJBBFから報告されているのです。
↑それがこちらのリストです。
T氏が事件を起こした日の話ではありませんが、2023年度のJBBFのドーピングチェックで、たった178名のチェックを行っただけでもなんと8件のドーピング陽性が出ているのです。
もはやゴミクズ(ユーザー)どものJBBFへの汚染は止められない所まで来てしまっているんですね…。
悲しいです。
処分の甘さも疑問である
今回の前代未聞のドーピング違反事件を起こしたT選手の処分は、たった3年間の資格停止処分である(罰金もあるらしいが)。
え!?
永久追放じゃないの…!?
意味不明すぎますよね…。
じゃあ3年後には普通に大会に出られるという事なんでしょうか?
何年たってもドーピング違反者はドーピング違反者ですし、ユーザーはユーザーです。
一度でもインチキして汚い事をしたやつなんか永久追放で良いじゃないですか…。
涙をのんだナチュラルが数えきれないほどいる
こういうドーピング違反者のニュースが出るたびにSNSでは「ボディビルなんてドーピングありきなんだから…」とか、「ユーザーだって努力してる…」とか意味不明の発言が飛び交うんですが、真面目にスポーツをやっている人なら絶対にそんな風には思わないはずです。
だって今回のこのT選手の話一つとっても、彼がドーピングをして偽りの筋肉で表彰台に上がった時に、一生懸命ルールを守って真面目に戦ってたナチュラルトレーニーの何人かは涙をのんでいるんです。
もっと言うとこのT選手がドーピングをした身体で表彰台に上がっているという事は、本当なら表彰台に登れたはずのナチュラルが一人、4位という順位で無念な思いをしているという事です。
スポーツマン、競技者は命を懸けて、生活をなげうってその競技に臨んでいます。
そんな本気の人間の覚悟や努力に対して、ユーザー連中はドーピングという最悪の行為で唾を吐いているわけです。
なんでそんな悪人が擁護されるのでしょうか。
たぶん擁護している人は何かに真剣に取り組んだことがないのでしょうね…。
自分たちの趣味に置き換えてみてほしい
なぜボディビル、フィジーク界だけ妙にドーピング違反者が擁護されているのでしょうか。
そもそもユーザーを擁護している連中はボディビルのボの字も知らない外野か、同じユーザーのやつらだとは思いますが、自分たちの趣味や取り組んでいる競技に置き換えてみて考えてほしいです。
たとえばEスポーツやゲーム好きの人がいたとしましょう。
一生懸命練習したゲームで対戦相手がチート行為をしており、その相手に手も足も出ずに負けました。
「インチキだ!」って思いませんか?
そんな時に外野が「しかたないだろそういう世界なんだから」なんて言ってきたらどう思うでしょうか。
今のボディビルを取り巻く外野の声はそれと同じような理不尽さなのです。
スポーツ、競技においてドーピング違反者が擁護されるような事などあってはならないのです。
ドーピングありきのスポーツなど、スポーツでも競技でもないのです。
ボディビル イズ デッド
16年ナチュラルボディビルをやってきて、自身でトレーニングチームも運営する身として、近年のボディビル、フィットネス業界はもはや腐敗しきってしまい再起不能な所まで来てしまっているように感じます。
ジュラシック木澤さんや合戸さんのようなレジェンド的な存在はもちろん今も健在ですし、真面目にナチュラルで第一線で活躍しているビルダーには本当に尊敬しかないですが、あまりにもモラルの低いトレーニーが増えすぎてしまい、最後の砦だったJBBFのステージが日々汚染されていく様はもう見ていられません…。
今のボディビル界を見ていると人間の汚さばかりが見えてしまい全然楽しくないです。
こんな風にドーピングの虚しさと外道さを記事にしてみても、きっともうこの良くない流れは止まる事はないのでしょう。
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